20代のキレイに対するベクトル
20代の時、雑誌やWEBで美をテーマにした体験レポート連載をしていたこともあり、ドリンクタイプのダイエット飲料を使った無理なダイエットをしたり、小顔になると聞けば、顔に中国針を合計16本差して電気を流したり。とにかく、自分が美しくなると聞けば、なんでも挑戦していました。
この時は、キレイに対するベクトルが、“他人から見られる自分の外見”でした。
30歳を迎えた私に降りかかったできごと
30歳の誕生日を過ぎてすぐ、カラダにある変化が。両手の指が曲がらなくなるほどパンパンに腫れ上がり、指関節のあちこちに潰瘍が出来てしまったのです。頭の中が、一瞬にして真っ白になりました。
「もしかしたら、私は膠原病を発病したのかもしれない……。」
実は、姉を大学受験の年に、母を大学2年の秋に、膠原病で亡くしています。最愛の母と姉を亡くしたことは、あまりにもショックでした。
だからこそ、人よりは健康に気を付けようと心掛けていたつもりだったのですが……。
変わり果てた両手を見つめながら、闘病していた母や姉の姿が走馬灯のように浮かびました。
日に日に症状は悪化し、指関節が痛くて曲げられなくなり、手の潰瘍はどんどん化膿してグチャグチャになるように……。このまま膠原病で死んでしまうかもしれないとさえ思いました。と同時に、父親よりも先に死ぬかもしれない自分自身の親不孝さを呪いました。
膠原病治療を専門にしている大学病院を紹介してもらい、全身の精密検査をしました。結局、原因はまったく不明のままでした。ただ、膠原病ではないこと診断されたことが救いでした。
原因がはっきりせず不安な中、今までのライフスタイルをガラリと根本から見直す
カラダの異変を目の当たりにし、初めて「健康とは?」「キレイとは?」「美しさとは?」。そして、死ぬとは一体どういうことかを真剣に考えました。
また、父親に対する思いにも変化がありました。妻と娘を亡くした父親の気持ちを考える余裕すらなかった自分を恥じると同時に、親よりも先に死ぬことほど親不孝なことはないと。
キレイは健康なカラダがあってこそ
健康であること。それがどれほど大切であるかを痛感しました。
結局、病名は分からずじまいでしたので、手の腫れと潰瘍を「謎のソーセージ病」と命名していますが、いつ膠原病が発病するか分かりませんし、今もやはり気がかりではあります。
この謎のソーセージ病をきっかけに、私のライフスタイルはガラリと変わりました。
キレイは健康なカラダがあってこそ。大切なのは、カラダなんだ、と。
アンチエイジングアナリストの道へ
はたして、今までの自分は何をしていたんだろう? どんなライフスタイルが健康で元気なカラダを作るんだろう? 美しさとは一体何だろう?
どんな食事が良いのか。健康で美しいカラダを作る運動とは何か。あるいは、内臓や筋肉、心のバランスといった、カラダの内側について、もっと深く知りたい、勉強したいと思い、現在のアンチエイジングアナリストの道を歩むようになりました。
周囲を見渡すと、自己流の間違ったダイエットや美容法で心やカラダのバランスを崩してしまっている方がまだまだ多いのが現状です。
ご機嫌な心とカラダを手に入れることはとっても楽しいことです。そして、誰もがキラキラと輝く美しさを手にすることができるのです♪
自分の心とカラダと対話する
年齢と二人三脚しながら、いつもご機嫌な自分でいること。そして、なにより「趣味自分」であることです。それがアンチエイジングです。
私の大好きな言葉は趣味自分です。趣味自分とは、自分の心とカラダと対話すること。
調子が良い時も悪い時も、嬉しい時も悲しい時も、等身大の自分を愛でてあげることこそ、ご機嫌なまさとみ☆式アンチエイジングてす。
さぁ、今日からキラキラでご機嫌なアンチエイジングライフを一緒に楽しみましょう♪